生分解とは、バクテリアや菌類などの微生物によって、有機物(※1)が、水 H2O や 二酸化炭素 CO2 といった無機物(※2) に分解されることを指します。
※1 炭素 C を含む化合物のこと。
一酸化炭素 CO や、二酸化炭素 CO2、炭酸カルシウム CaCO3 は、炭素 C を含む化合物ですが、無機物に分類されています。
燃焼により炭が生成されないため
※2 有機物ではないものすべてのこと。
水 H2O、金属、空気なども、無機物です。
プラスチックは、炭素 C を含む化合物で有機物の一種です。しかし、人工的に作られた分子構造が非常に長い化合物で、自然界に放置しても生分解されません。
【補足】
日光や風雨などの影響により劣化すると、小さくバラバラに砕ける場合がありますが、分子構造は変わらず非常に長いままで、生分解ではありません。