個人にできること
『 あっという間にすぐに沸く♩ 』でおなじみの電気ケトル。我が家では、3台目を使用しておりました。電気ケトルも! と言われそうですが、プラスチックによる健康への影響懸念をなるだけ払拭しておきたいとの思いから、個人で出来ることを始めます。
電気ケトル
ミレニアムで沸いた2000年。その翌年、ティファールの電気ケトルが日本でも発売が開始され、日本市場が沸きました。必要な分だけ沸かせて節電効果も期待されたことから、お湯を沸かす家電として、それまで主流だった電気ポットの代わりになりました。
電気ケトルのフィルター
ティファールに限らず電気ケトルの多くは、ボディやフィルターにプラスチックが使用されています。日々使用で、特にフィルターのメッシュ部分は劣化しています。私はティファールの電気ケトルを愛用しておりましたが、フィルターがボロボロとなった際には、部品を取り寄せてまで継続使用するほど、気に入って使っていました。
しかし、世界の知を学んだことで、私の中でちょっとした後悔が生まれました。それは、フィルターがボロボロになっていることについて、深く考えなかったことです。熱湯を注ぐたびにメッシュ部は熱疲労にさらされます。脆弱なフィルター部分のプラスチックは剥がれ落ち、僅かとは言えプラスチック混じりの飲み物を日々飲んでいたことになります。買い替え前のボロのフィルターは、触れただけで簡単に崩れたことを覚えています。
プラスチック混じりのコーヒーや紅茶、お白湯を数年にわたって飲み続けていましたが、現時点、健康への影響はないと思われます。恐らく多くのプラスチック片は体外に排出され、また、プラスチック添加剤による健康影響も無かったと信じたいです。
ですが、温かい飲み物を通して、意図的にプラスチックを摂取する必要はないので、愛用してきたティファール電子ケトルの使用を止めました。そして、金属製の電気ケトルに買い替えました。ちなみに、その電子ケトルは 「山善 電気ケトル 1200W YKP-1512」です。
お湯がプラスチックに触れない構造で、外側に触れても火傷しにくい電気ケトルは、それほど多くはありませんでした。これまで使っていたティファールの容量 1.2L よりも、ひと回り大きい 1.5L となり、何かと便利になりました。
さいごに
プラスチックの摂取機会を減らすために、電気ケトルを買い替える。少し過剰な対応かも知れません。しかし、買い替えた電気ケトルの持ち手や外装や蓋にはプラスチックが使用されています。プラスチックの使用量自体も下げたいのに、本当に皮肉なことです。
また、鍋ややかんでお湯を沸かす方法もあったにもかかわらず、便利な電気ケトルを選んでしまいました。”便利” という魔力に取りつかれてしまうと、変えること自体を自ら難しくしていることに、何とも言えないもどかしさを感じてしまいました。。
思考停止させず様々なことに疑問を持ち、一般市民にも出来る対応について、ご一緒に考えていきたいと思います。
※現時点プラスチックが原因の健康被害報告はありません。