4回目となるクルマの燃費シリーズ。今回は 「ゆっくり減速」 です。
あれれ?? 減速も燃費に効果あるの?と言われそうですが、案外燃費に影響があるんです。「ゆっくり減速」と燃費との関係について、その1、その2、その3の内容も踏まえながら、をお伝えしていきます。
これまでの振り返り
その1 ふんわりアクセル、その2 スピードを上げすぎない、その3 タイヤ空気圧ね! は、下記グラフのように示され、これらの3つを押さえることで、エネルギー ≒ 燃料使用量が抑えられ、燃費改善ができます。
1) ふんわりアクセルをする ⇒ 2) ふんわり加速で発進 ⇒ 3) 使用エネルギーが抑えられる
※タイヤ空気圧を調整することで、さらに使用エネルギーが抑えられる
確かにこの3つが出来れば燃費改善できるのですが、実は、これまで行ってきた運転スタイルを変えるのは容易ではないのです。
そこでポイントになるのが、「ゆっくり減速」です。
ゆっくり減速
「ゆっくり減速」が燃費改善に有効な理由は、がっつり加速をするドライバーは、減速も急な傾向(※) にあります。逆も然りで、ゆっくり加速するドライバーは、減速もゆっくりする傾向にあります。つまり、”ふんわりアクセル” をやろうと思っても難しいのは、片手落ちの状況だからです。
(※) 加速度と減速度の相関イメージを下記に示します。
「ゆっくり減速」をマスターして、”ふんわりアクセル” もマスターしよう!
図. 減速度 と 加速度 の相関
「ふんわりアクセル」 や 「ゆっくり減速」 のような燃費改善を意識した走りは、時間的な余裕を生みます。周囲の安全確認をより丁寧にすることや、走行中のタイヤの状況 (空気圧や接地感など) も感じることが出来るようになると思います。できた余裕を有効活用して、新たな気づきを感じてみてください。
【ご注意願います】
あくまでも燃費改善の提案です。危険回避や周囲の道路状況を見て、安全が確保されている状況においてのみ実施願います。