ポイ捨てごみ対策

 ポイ捨てごみ対策と聞くと、なんとなく窮屈な印象を持つ。それは恐らく、”対策すること” が目的化され、目先の TO-DO (=行うことの詳細) が指定されている感じから、その先の世界観がイメージしにくくなっているからだと思う。

 このような、強制的な方策をポイ捨てごみ対策としていく方法では、本質的な改善が見込めず、永続的ではないと考えるので、1人ひとりの内面の力を伸ばしていくようなアプローチに取り組んでいく。

その壱

考える力を伸ばす

・ポイ捨てごみの行き先を考える。

 - 街でポイ捨てされたごみは、自然のシステムで海に流れ出ている。
 - 流れ出たごみを餌と間違えた海洋生物や鳥が被害に遭っている。
 - 捨てられたプラスチックは形を変え、細かくなったプラスチック片が魚の内臓から発見されている。

・ごみのジャンルを考える。

 - 燃えるごみ と 燃えないごみ の2通り。
  瓶や缶、ペットボトルやプラスチックなどは ”資源” である。ごみではない。

・ごみ問題に掛かる税金を考える。

 - ポイ捨てごみが酷いと税金で清掃が行われ、最終的には市民が負担を背負わされる。

・街の安全にも貢献している。

 - 街がごみで溢れ放置され続けると、負のスパイラルでさらにごみが増える。
  その結果、街の治安が悪化し、安全な街ではなくなっていく。(※割れ窓理論)
  (といった大きな視点の安全もあるけど、)
 - そもそも街にごみ拾いをしている人(=大人)が多くいると、犯罪が起きにくい環境になる。

その弐

行動する力を伸ばす

・聞くという行動をする。

 - 友だちや家族と地球環境のミライについて話し合ってみる。

・身体で感じられる活動をする。

 - 落ちているごみを1日1個 拾うところから始める。
 - ボランティア活動に参加してみる。
 - 友だちを誘って、ボランティア活動に参加してみる。

・自分で始めてみる。

 - やれる範囲で、身近なところから行動を始めてみる。
– 活動の時間、活動する場所の範囲(≒距離)、拾う数などを徐々に広げていく。

その参

助け合う力を伸ばす

・1人で出来ないことも、大勢集まれば実現可能に。

 - 雰囲気づくりはとても大切。
  条例や法律ではなく、助け合いの力で街の雰囲気をつくっていく。

 これら3つの力を伸ばしていくことに取り組むことで、表面的ではなく本質的で永続的な対策となる様に、取り組んでいきます。

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